SCROLL
2020/05/22

「野菜応援パック」を無償配布 医療機関の支援や食品ロス削減へ

テックファームグループは、新型コロナウイルス感染拡大防止のための支援活動として、2020年4月7日から8日にかけて「野菜応援パック」の無償配布を実施。2日間で約500セットを配布しました。

なぜ「野菜」を配布したのか?

2020年上半期、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛によって、外食産業は深刻なダメージを受けました。それは飲食店だけの問題ではありません。店舗からの需要が低下したことでさまざまな農産物が供給過多となり、多くの生産者は先の見えない不安に怯えています。

こうした状況は、農水産物流通ソリューションを手がける株式会社We Agriを擁し、日頃から農業流通業界の発展に取り組んできたテックファームグループにとっても、決して見過ごせないものです。

また、「個人の主張・生活は尊重しながらも、周囲に対する思いやりを示せる人の集まりでありたい」という理念を掲げる私たちには、ほかにも手助けしたい人たちがいました。在宅勤務が推奨されるなかでも出社しなければこなせない重要な仕事を担っている方々、最前線でコロナウイルスと戦っている医療従事者の方々です。

今、私たちにできることは何なのか。そう考えるなかで生まれたのが今回のアイデア。飲食店に供給されなかった野菜を買い取り、栄養バランスの取れた「野菜応援パック」として、医療法人や東京オペラシティタワー入居企業の従業員を対象に、無償配布を行うことになりました。

多くの支援を得て、2日間で約500セットを無償配布

この企画が実現したのは、多くの企業や賛同者のみなさまの支援があったからです。告知協力をしていただいた東京オペラシティビル株式会社様。配布場所を提供していただいた株式会社グリーンハウス様。青果を仕入れていただいた株式会社大治様。ほかにもさまざまなお力添えをいただいたお陰で、緊急事態宣言が発令されるか否かの緊迫した状況のなか、思った以上のスピードで無料配布を実施できました。

配布にあたったのは、テックファームホールディングスとWe Agriの社員たち。消毒とマスク着用を徹底し、みなさまの安全に十分配慮しながら配布を進めていきました。外出自粛によって人通りが少ないのではという懸念もありましたが、蓋を開けてみると用意していた400セットは早々に終了。医療機関にも100セットをお配りしたところ、多くの方が笑顔で受け取ってくれました。
なかには「日中働いているから、新鮮な野菜が手に入らなくて」と日頃の苦労を明かす方も。新鮮な野菜にたっぷり含まれた栄養が、みなさんの健康促進、ひいては感染予防の一助になればと願っています。

チンゲン菜、きゅうり、リーフレタス、ミニトマト、玉ねぎ、エリンギをひとセットに
野菜応援パックに同梱した資料

「野菜応援パック」の無償配布を終えて

多くの方からの「ありがとう」の感謝の声をかけていただき、嬉しい気持ちでいっぱいです。私たちにとっても、当グループの取り組みを広くみなさまへとお伝えする貴重な機会となりました。新型コロナウイルスの感染拡大により影響を受ける産業・企業や個人に対し、これからもさまざまな貢献・支援ができるよう努めていきます。

※本記事は2020年12月に再編集・修正しました。
ページtopへ戻る